親父の時代と、僕らの時代
静岡から25歳のすばらしい若者(男子)がやってきた。
東京の有名企業で働いた後、実家にかえって おじいさん、お父さん、と続く仕事を引き継いでやっていくとのこと。
大学の後輩ということもあり、経営について一緒にいろいろ語り合った。
僕らの親父たちの時代と、いまの時代の「環境」が大きく違う。
ということは、人々の心理も大きく異なっているので、僕らはそれら人々の心の変化をしっかり把握して、進むべき経営の道を進んで行かなくてはいけない。
親父たちの代は、 ・ニッポンの人口増 が背景にあったので、量販、が主流。 大手卸店、大手量販店、としっかり付き合って量を捌いていくのが仕事だった。 だから、そこに、時間とお金をかけて投資して基盤をつくっていった。
それが今は人口減、の時代。 かといって競合会社は減っていないから、中途半端に量販、の発想のまま商売を続けていると右肩下がりになり、価格競争の負のスパイラルに入りこんでしまう。
今は「個々の真のファン」を増やしていく時代であり、 世界へ売っていく時代。
そこに時間とお金をかけて投資して、確固たる未来を作って行かなければいけない。
では、個々のお客様とどう向き合っていくのか、それはまず、隠し事なしにオープンにお客様一人一人と向き合って、発信していくこと。
何をやっている会社なのか、 どこを大事にしているのか、を知ってもらう。 それが大切。
そのためには「分かりやすい言葉」でできるだけFacetoFaceで 伝えていくことから始まるんじゃないかな。
お互いの仕事の共通点としてそんな話をした。
お父さんがまだ元気なうちに、この10年間にどう動けるか、どういうお客様とのご縁をつくっていくかが大事だと思うよ、 客観的だからこそ思える俺なりの意見を伝えて別れた。
(同時に親父と一緒に同じ方向を向いて仕事できている彼をちょっとだけ羨ましくも想った^^)
また会いましょう!
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