引き算の美学
ある取引先さんと、
・足し算し続ける仕事 ・引き算しつつ本質を追及する仕事
の違いについてお話した。
○翌日Mさんからメールいただきました。
「和」のお話が印象的でした。 仰る通り、時代的にも積み上げは限界で、 引き算や割り算しながらライフスタイルを探っていくというのが習慣として身についたらいいなと。
本当にそう思う。 ちいねえさんの師匠、建築家の黒川雅之さんがおっしゃっていた 「日本は引き算の文化」
Tシャツと前掛けの違いもまさにそうで、 Tシャツは、白い生地の上にいろんな色を乗せて上から「足し算していく」文化。
前掛けや日本の染物は、白い部分をあえて染めないで、素材(綿)の美を浮き立たせる「引き算の文化」
料理もそうで、ソースをかけて足し算していくか、 塩をふって素材の良さを引き出す引き算か。
仕事もそうで、どんどん年に何回も新商品、新商品、って作って結果、多くは廃棄処分になるんじゃないのっていう足し算仕事。 一方で、引き算しながら本質をお客様に伝え続ける引き算仕事。
情報もそう、、、 ネットで溢れるほどの意図されたどうでもいい情報を見続けている足し算情報収集。 一方で、座禅でも組みながら自分の内面がどう感じているのか、内面の情報収集、整理をし、ひらめきを得る引き算的情報収集。
ぜーんぶ、そうしなきゃいけないという強迫観念や、 一般的な?世間の?常識、に自分自身が捉われているから足算して「表面的な安心」しようとするんだよね
でもそれじゃ、生活習慣病みたいなもので結局はまったくよくならない。
そんなことを感じた打ち合わせでした^^
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