人を育ててこなかったツケが
以前はずっとお世話になっていた●社。
2005年に前掛けを始めたころのエニシングを育ててくれたものこの会社だったのだが、 2009年ごろに数年経営難に陥り、その時にその●社の経営陣が取った戦略が「正社員のリストラ」。
店頭の社員を次々と派遣社員、に切替え、新卒の正社員採用は8年ごとに一度、とか、そんなペースでしか行わなかった。
出世できない契約社員さんたちが忙しく働かされ、得意先との気持ちのこもったやり取りも、お客様からの求心力も無くなり、負のスパイラルへ。こうなると止められない。
2017年ごろ、慌てて親会社から門外漢の経営陣を数名送り込むも、そんなことでは売上ダウンに歯止めはかからず、打つ手も効果出ず。
2020年、とにかく利益率を上げろ、との上の声から、得意先に無茶を言い、納入価格を強引に下げることが出来た人が店長に出世し、 最後に、新任の女性店長がエニシングに言ってきたことは、なんと「委託で55掛けで卸してください」と(^^;
あ、じゃあ、うちは全部引き上げますね、と一切取引が無くなって約4年。
親会社も変わり、今になって、新しい担当者が、「取引してほしい」とやって来るも、 「あなたには責任はないけど、、、信頼関係が無いですから。」と。
「企業は人、人をおろそかにする会社に未来は無いですよね」 「その当時そう判断した経営陣の責任は重いですよね」 「押し寄せている波を逆向きにすることは不可能ですよね」 と。
とにかく、組織の舵取りをする、経営者、経営陣、の安直な判断で、10年後、15年後、会社はこうなってしまう、、、というお話でした。
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工場にやってきたカメさん
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