2005/10/16

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5周年回顧録〜自営業の旅 第一章 その2〜
思えば一歩踏み出すまで、随分時間がかかった。

会社では、アイスクリームの営業としてやりがいのある得意先をたくさん持たせてもらっていたし、営業成績も順調で、大阪本社には何度も呼んでいただき、充実した会社員生活を送っていた。

が、次第に、

自分はもっとできるんじゃないか、
長く険しい道を選んだほうが、死ぬ時の自分に「結構楽しい人生だったじゃないか」と語りかけられるんじゃないか、
それならば今、27歳の時点でチャレンジした方がいいんじゃないか、

という思いが強くなる。

元々、広島で自営業の家庭に育ったこともあり、いずれは独立できればなあ、と思ってはいたが、まさかこんなに早くこの思いになるとは思っていない。

毎日’営業車’を運転しながら自問自答する日々が続く。

「チャレンジしてみたい、でも正直恐い。」

結局、決断するまで約1年かかった。

きっかけになったのは、その1年前に辞め、自分で事務所を開いた同期の一言だった。

埼玉の得意先から帰る車の中で、久々に携帯電話で話したのだが、一人でメシを食っていくってどんな感じなのか?というのが今の自分には非常に気になる。

自分の話をしつつ、友人の状況も聞いていると、

「まあ、やってみると大変なこともあるけど楽しいよ。そろそろやったらいいじゃん。」

そんな何気ない一言に大きく背中を押され、

「そっか、これでたとえ潰れたとしても死ぬことはないだろう、まあ、それで死んでもチャレンジしたことで悔いは無い」

と心から思えるようになる。
今考えると、随分大げさな決意だが、その当時はそんな風に思っていた。

その後、とにかくやってみるしかないだろう、とTシャツ屋での独立を決心する。

2000年6月、終業後、上司に退職したい旨を伝え、10月20日の最終日となる。

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ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
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メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


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