2005/10/25

| もどる |

5周年回顧録〜自営業の旅 第一章 最終回〜
北千住のちいさなちいさな事務所に決定、家から荷物を運ぶため、レンタカーを借りる。

予め机は用意されている部屋だったこともあり、ノートパソコン1台、プリンタ、プリンタを置く台、小さな本棚、多少のTシャツ在庫、程度しか運ぶのものなく、小さな軽自動車1台で事足りる。

板橋から北千住まで、車で1時間。会社を辞めて以来、数週間ぶりの運転だったので、気持ちよくドライブ。

改めて来てみると、やっぱりめちゃくちゃ狭い。だけど、ここからスタートした、って数年後に考えると、そりゃ面白いなあ。
とがんばってプラスに考える。

その当時は特に、自分自身に

電波少年的●●生活

とゲーム感覚を言い聞かせ、日々動いていた。

営業行くのも怖いし、そんな小さな事務所で仕事するのも本意ではないし、でも日々ちょっとづつでも進まないと何も始まらない。
だったら、ゲームにしてしまおう、と言い聞かせる。じゃないとやってられない。

150cm程度の机で一杯いっぱい、本棚を置くと足の踏み場もないほどのスペースだった。よかったこと、と言えば、身動き取れないから、ホームページ作りや商談書類の作成にめちゃくちゃ集中できること。
最初は電話番号も誰も知らないから鳴ることもほとんどなく、慣れてくると快適なスペースとなった。

朝から晩まで、毎日毎日、ほとんど誰とも話をしない孤独な生活(笑)。
たまにそこの1階にいらっしゃる大家さんとの雑談を生き抜きにしつつ、日々がんばる。休日には、前の会社の同期や、先輩と飲みに行き、いろいろと相談にのってもらう。そのころつまらない愚痴に付き合ってくれた仲間たちは、今でも本当に感謝している。

徐々にインターネットやファッション雑誌などでの紹介で名前も浸透し始め、在庫を置くための物置スペースを借りる。

そんな小さなスペースでも、家賃+在庫スペースで結構なお金が毎月出て行くが、自分ひとりが食べていく分はなんとか稼げるようになってきた。

結局1年で、その小さな最初のAnything事務所を移ることになる…。

(第1章 終わり)
Anythingを設立して数ヶ月のころ…狭い事務所で…

|| コメントする || 旅〜日本&海外 |
ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


(c) 2024 Kappe INC.