◆最終回:「帰国へ。結局何か見つかったの?編」
◆第5回最終回:「帰国へ。結局何か見つかったの?編」
人生は「旅」に例えられるが、その通りだと思う。「一人旅」は多くのことを教えてくれる。仲間3、4人で行くのもたまには良いが、ぜひみなさんも「一人」で旅に出て欲しい、必ず成長出来るから。
(そんな話をいつもAnything内でしているから、スタッフの一人「江口君」が先日サンフランシスコへ2週間の旅に出た。珍道中をこのコラムの続きとして書いてもらおうと思っている。)
ただ、一人旅で「結論」を求めようとしてもダメだった。悶々とした日本での大学生活から1年間のアメリカ一人旅へ「何か」を求めて出て行ったが、結局答えは見つからない。旅=人生なんだから見つからないものなんだと思う。それが分かったことは大きい。その当時出会った友人たちは今も「何か」を捜して今も日々頑張っている。
一つだけ言えることは、アメリカ一人旅をする前とした後では明らかに自分自身の何かが変わった。考え方、好奇心、行動力、思いやり、謙虚さ…。帰国後、周りの友人は「いいなあ、お前は…」と言っていたが「やる」か「やらない」かの差はとてつもなく大きい。もちろん国内でも良いし。一人で、誰も頼れない状況に身をおいて進んでいくことこそが面白い。それはきっと人生のいろいろな場面で大きな役に立つ。「時間が無い」「お金が無い」…言い訳ばかりしてたら何も始まらないし、これからの人生楽しみたいなら行動しなきゃいけない。
旅という非日常を味わうことで、その後にまた延々と続く日常を見直すことが出来る。日常を客観的に見つめる為に一人旅は必要なのかもしれない。
最後に…これから一人旅される方へ「南カリフォルニア」でのオススメの場所を。 ■グランドキャニオン:ここは死ぬまでに一度ぜひ訪れて欲しい。僕はあまりに感動して2回も行ってしまった、さすがに2回目はあまり有り難味が無かったけど(笑)。ただ目の前に広がる大地を眺めているだけで何日も過ごすことが出来る。鉄道で行くも良いし、レンタカー借りて行くのもいい。レンタカーで「裏」にまわるとこれまた言葉に表せない風景が延々と続く。ココからちょっと足を伸ばすと「ザイオン国立公園」など他にも驚きの自然がいっぱい。
■サンタバーバラ:ロサンゼルスからレンタカーか鉄道で行ける小さな港&芸術の町。静かな海岸を朝散歩し、夜は海沿いのレストランで魚料理を食べる、サイコー!!安くてきれいなモーテルもたくさんあるし、ゆっくり時間を過ごせる。まずは一人で行って下見して(笑)、次回は彼女連れて行ってあげると良いと思う。
■ティワナ:サンディエゴからすぐ、国境沿いのメキシコの街。アメリカから一歩メキシコに入るとここまで雰囲気が変わるものなんだ、と強烈な印象を受ける。もちろん物価も違うし。出入国の簡単な審査などもあり、一人旅の醍醐味を味わえる。やっぱり本場の「タコス」はうまい。食べ物は「本場」「現地」で食べるに限る。タイ料理食べたければタイに行き、焼肉食べたければ韓国へ行こう!
いよいよ帰国の日、空港にはスペイン人のセルジオが見送りに来てくれた。最後までスペイン男爵VS日本男児のギャグの飛ばしあい。本当に面白い、味のあるおっちゃんだった。
単なる一大学生がワケの分からない地で生活し、何か自分でも分からない大きなものを掴んで帰って行く。帰ると早速夢から覚めるようにまた日常が始まる。
その後、大学卒業→就職→退社→Anything起業へと続き、今後も「旅」は続いていく…。
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韓国人のカン、日本人のノボルと行ったグランドキャニオン
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