Tシャツ塾17期終了
土日の2日間で、Tシャツ塾17期を行う。 Tシャツを作ってみたい、世界に日本を発信したい、といった方々が参加された。
初日は、久米さん、クラゲさんの、開始当初からの講師陣に加え、今回はゲストとして、 プロダクトデザイナーの能登夫妻をお招きし、お二人でやっていらっしゃるTシャツブランド「シキサイ」のスタートから現在の地位を築くまでをお聞きする。
きっかけは、某美術館のミュージアムショップへ勇気を出して送った、1通のメール。
そこからさまざまなことが好転し始める、という具体的な話が、本当に興味深かった。あー、こうして成功していくんだなあ、と。 当然、その前の数年間は産みの苦しみを味わっていらっしゃる。
飛行機と同じ、離陸するまでの2〜3年が苦しい、が、我慢しつつ、質の良いものをつくり、’発信’していると、何かしらのきっかけ、追い風が来る。
僕が、ポイントとして、待っていてはダメで、少しずつでも’外へ’発信していかなきゃいけない、と話したが、 「我々も、いいものだけ作ってれば、いつから売れる、と思っていた。が、現実は違っていた。外に伝えていく作業をしなきゃいけない。」 とお話されていた。
終了後の懇親会は、ほぼ全員参加。 そこでも久米さん、クラゲさん、能登夫妻さんへの質問や、受講生さんがお互いにデザインの見せ合ったり、と大いに盛り上がった。
クラゲさんも 「今回は、締まった会でしたねえ」 と言われていた。
2日目は卒業生・菊竹さんのTシャツプリント実演、が好評。
最後にみなさまからコメントをもらったが、
・一人で悶々と考えていたことが、みなさんに会って話を聞くことで、パーっと晴れた
・日本のものづくりを世界に発信していきたい
などの声もあった。
僕なりに、最後に、今の日本のものづくりの現状、久米さんたちがやっていらっしゃる和綿、日本製Tシャツのこと、綿花・糸の話、前掛け産業の話、 など、今、こうして僕らが生きている時代はどうしてこうなっているのか、 をお話させてもらった。
講義後も不思議と疲れのない、気持ちのいい2日間だった。
毎回思うが、すばらしい人たちとのこの出会いは面白い。 参加いただいた皆さん、これからちょっとずつでも進んで行ってくださいね!
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初日、久米さんからの物作りのお話
2日目:菊竹さんのプリント実演
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