2009/03/08

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Tシャツ塾17期終了
土日の2日間で、Tシャツ塾17期を行う。
Tシャツを作ってみたい、世界に日本を発信したい、といった方々が参加された。

初日は、久米さん、クラゲさんの、開始当初からの講師陣に加え、今回はゲストとして、
プロダクトデザイナーの能登夫妻をお招きし、お二人でやっていらっしゃるTシャツブランド「シキサイ」のスタートから現在の地位を築くまでをお聞きする。

きっかけは、某美術館のミュージアムショップへ勇気を出して送った、1通のメール。

そこからさまざまなことが好転し始める、という具体的な話が、本当に興味深かった。あー、こうして成功していくんだなあ、と。
当然、その前の数年間は産みの苦しみを味わっていらっしゃる。

飛行機と同じ、離陸するまでの2〜3年が苦しい、が、我慢しつつ、質の良いものをつくり、’発信’していると、何かしらのきっかけ、追い風が来る。

僕が、ポイントとして、待っていてはダメで、少しずつでも’外へ’発信していかなきゃいけない、と話したが、
「我々も、いいものだけ作ってれば、いつから売れる、と思っていた。が、現実は違っていた。外に伝えていく作業をしなきゃいけない。」
とお話されていた。

終了後の懇親会は、ほぼ全員参加。
そこでも久米さん、クラゲさん、能登夫妻さんへの質問や、受講生さんがお互いにデザインの見せ合ったり、と大いに盛り上がった。

クラゲさんも
「今回は、締まった会でしたねえ」
と言われていた。

2日目は卒業生・菊竹さんのTシャツプリント実演、が好評。

最後にみなさまからコメントをもらったが、

・一人で悶々と考えていたことが、みなさんに会って話を聞くことで、パーっと晴れた

・日本のものづくりを世界に発信していきたい

などの声もあった。

僕なりに、最後に、今の日本のものづくりの現状、久米さんたちがやっていらっしゃる和綿、日本製Tシャツのこと、綿花・糸の話、前掛け産業の話、
など、今、こうして僕らが生きている時代はどうしてこうなっているのか、
をお話させてもらった。

講義後も不思議と疲れのない、気持ちのいい2日間だった。

毎回思うが、すばらしい人たちとのこの出会いは面白い。
参加いただいた皆さん、これからちょっとずつでも進んで行ってくださいね!
初日、久米さんからの物作りのお話
2日目:菊竹さんのプリント実演

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ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


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