2009/09/03

| もどる |

世界をむすぶ 前掛けイベント in New York 〜初日
え?成田エクスプレスが止まっている?

事故で止まっているため、各駅停車で日暮里まで行き、京成線で成田まで
行ってくれ、とのこと。

いきなり予想外の展開だが、まあ、最初からすべて順調っていうのもよくないし…、
と良い方へ考える。

いよいよ今日、9月3日、ニューヨークでの前掛け展示イベントの旅が始まる。


ニューヨークへ行くのは、Anythingからは僕一人。

愛知県から帆前掛振興会のお父様方3名、それに書道家の本田蒼風さんが
一緒に行ってくれるが、彼らはあくまでゲストなので、そこまで負担はかけられない。

ニューヨークの人たちの心に響くイベントにするには
どのスイッチを押せばいいのか?

そんなことが俺に果たして出来るのか?

この2か月間、久しぶりに苦しんだ。
その中で、「前掛けとは何なのか?」その「原点」をしっかり押さえてアメリカに行く、
ことだけを考えるようにした。
原点を知る、ということは歴史を知る、ということ。
それらを調べていくと、自ずとそれが現在にどうつながっているのか、が見えて来て、
今の役割が分かる。


楽になったのは、直前の10日くらい。

もう、ここまで来たらやるしかない、職人のお父様方に
NewYorkerのみなさんの前で前掛けについて話してもらうだけで
意義がある。失敗なんて無いんだから、今を楽しむしかない。

そう自分に言い聞かせて、腹を決めてから、やっと楽になった。

現地では、俺自身が3時間のイベントの司会を英語でやる、と自ら課したが
それも不安の一つだった。自業自得。でもやると決めたから、やるしかない。

この1週間の集中個人レッスン、でかなり英語を思い出すことが
出来、なんとかなりそうな目処も立った。
英語を教えてくれたジンハン、ありがとう。


結局、武蔵小金井から日暮里まで行き、京成線の快速で成田空港へ。
約30分遅れて到着、チェックインカウンターも混在していたこともあり、
大きく時間を使ってしまう。

飛行機はDELTA(NorthWest)で100%の満席。最近は、機種を小型化していることもあり、
今日のような重なる日があると、一杯になってしまうらしい。

空港でのゆっくりとした時間はなく、飛び乗るように機内へ。
今年の5月以来、JFK空港まで12時間のフライトだ。


間隔が体で分かってきているためか、今回は12時間を短く感じられる。
機内では、何度も、英語の司会のシミュレーション^^;

無事JFK空港へ到着し、エアトレインと地下鉄を乗り継ぎ、マンハッタンの
LaxintonAvenueへ。1回乗り換えて、スパニッシュハーレム内にある、
「うちのドミトリー」という日本人経営の宿舎へ。

お知り合いの方は、スパニッシュハーレムは夜中は危険だからやめた方がいいよ、
とアドバイスしてくださったが…^^;

なぜここに泊るのか、というと、それはもう、ただ一つの理由’安い’から。
今回のイベントで、どうしても必要な出費が多く
(たとえば荷物の送料だけで片道10万円!とか^^;)
会社のみんなにも負担をかけているところが多いので、
せめて自分が泊るところだけは節約しようと。個室、1泊55ドル。
NYでは普通1泊180〜200ドルするので、激安。もちろん、風呂やトイレは
共同。まあ、今回は特に夜遅く帰ってきて寝るだけなので気にならないか。

チェックイン後、とりあえず荷物だけ置いて、すぐに地下鉄に乗り、
紀伊国屋さんへ。
夕方6時待ち合わせより、10分遅れて到着。入口では、すでに1日早く着いている
書道家の蒼風さんが待ってくれていた。送れてごめんなさい。

店長のフラーさんに挨拶と今までのやり取りのお礼を言い、早速展示開始。

と思いきや、荷物が1箱足りない!!!!予期せぬことが起こるのが旅ではあるが、
これは完全に確認漏れ。自分の甘さに反省^^;
結局、イベント時に着用予定だった半纏などが届かなかった…。

蒼風さんに手伝ってもらいながら、出来る範囲内で準備を進め、なんとか形になった。
終了したのが、夜9時。約3時間を費やす。

その後、蒼風さんと周辺を歩いてレストランを探し、
おしゃれなハンバーガー&サンドイッチのレストランでお互い無事到着を祝う!

機内食以来の食事なので、うまいビールと、ハンバーガーに大満足。
結局ビールは大きなジョッキで3杯も飲み、話も弾む。

書道家・蒼風さんは、書を通して漢字のルーツを伝えていくことをやっている。
彼女も、「もと」を深く深く掘り下げ、それを伝えることで、企業さんや、個人の方々に、元気を与えている。非常に参考になる。

政府がやっているJapanBrandについて、
インディペンデントビジネス(自営業)、
ファミリービジネス(家族経営)、
日本のものつくり、

などについて、お互いの意見を話した。

11時過ぎに解散し、地下鉄でドミトリーへ帰る。

シャワーを浴びて、ボコボコのベッド寝る。初日、無事終了!ありがとうございました!
空港からエアトレインに乗る
店内で1枚1枚お預かりした前掛けの展示を
蒼風さんも手伝ってくれる
一応、こんな感じで初日の展示終了
初日、お疲れ様でした〜

|| コメントする || 世界に前掛を売る男 旅〜日本&海外 |
ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


(c) 2024 Kappe INC.