豊田の原点と前掛けとの関係
久しぶりに、愛知県豊橋を訪問させていただく。
今回の目的は、 ・前掛けの将来 についての話し合いと、
・トヨタの創始者「豊田佐吉」記念館の訪問。
豊橋帆前掛振興会の杉江会長をはじめ、浅井さん、芳賀さんと久々の再会。
みなさん変わらずお元気そうで安心した。
その後、皆で豊橋から静岡県に入った「湖西市」にある、豊田佐吉の生家、豊田佐吉記念館を訪問。 ご存じの方も多いと思うが、車の豊田の創業は「織機」。綿をギッコンバッタン織る、織機だ。前掛けの生地も一部は豊田織機で織られている。
佐吉さんは、当時農閑期に機織りをしていたお母さんをもっと楽にさせてあげたいと、織機の改良をはじめる。 それがスタート。
その後、イギリスの産業革命や、東京での世界から機械のあつまる展示会、書物などで刺激を受けつつ研究を重ね、昭和4年、 世界に名だたるG型織機を開発。
その翌年に、イギリスのプラット社へ特許を売り、その売却益を元手に自動車事業を息子に始めさせ、同年亡くなる。
今でこそ豊田は世界一流の企業だが、 当時は金銭的なことも含めて大変な想いをされたことは想像に難くない。
会長はじめ、お父様方とここを一緒に訪問できたことは感慨深い。 佐吉さんの生家の裏山にある展望台で、心地よいウグイスの声を聞きながら、 いろんな話をした。
今回の訪問で、 この5年間は、とにかく「前掛け」という存在を知ってもらう、関心を持ってもらうために活動をしてきたが、
これからの5年、世界に向けてやっていくべきこと、を念頭に、お話出来た。
僕らはたまたま東京にいるし、みなさんに比べると息子くらいの年齢だからこそ、やるべき役割がある。
豊橋のお父様方も、まだ現役の今だからこそ、伝えていただきたい役割がある。
それらを感じることが出来たのが最大の収穫。
日本の仕事着を世界に知ってもらい、使ってもらうことで、
忘れ去られている大事なものを再発見するきっかけになれる。
本当に今回もありがとうございました! これからますますガッチリとタッグを組んでやっていきたい。
よろしくお願いします^^
|
|