商いは、心理学だ
江崎グリコ勤務時代の先輩、吉本さんと11年ぶりに会う。
吉本さんは僕より7つくらい年上、 グリコではアイスクリームの商品開発をてがけ、ヒット商品をたくさん出しているスーパー開発マン。
今で言う、クリエイターさんかな。
当時は僕は駆け出しの東京の営業マン、吉本さんは大阪の商品企画開発、若手のトップ。
吉本さんが開発した商品の東京市場でのテストマーケティングを一緒に行ったり、 大阪-東京をお互い行き来しながら、いろいろとお仕事をさせてもらっていた。
また全国から部署を超えて若手を集めて今後の会社の方向性を語り、探る合宿にも 共に参加していたので、 朝まで本当に熱く語り合った仲。
ハンサムで、おしゃれで、バブルを知っている世代の方なので、遊びや良いお店も知っていて、いい兄貴分的存在。
そんな吉本さんと11年ぶりの再会。 きっかけは、小金井在住の売れっ子雑貨・文具デザイナーの宇田川一美さんだった。
宇田川さんが、あるとき、
「私、グリコのかた知ってますよ。吉本さんっていう…」
という一言が発端となり、
「え〜!なら一緒に会いましょう!」
という運びになった。
そして11年ぶりの再会を果たした今日…
熱い熱いトークが心に沁みた。
江崎利一(グリコの創業者)から学んだ、 商いは心理学だ ということや、
本当にお客さんに求められる商品、お店とは?
など、吉本理論をたっぷり聞かせてもらう。
約6時間語り合ったが、今の西村、そしてAnythingにとっても大切なお話しばかりだった。
・商売、商品に妥協をしない ・お客さんがうなる、くらい良いもの、おもしろいもの、深いものを作っていく ・頭で考えるのではなく、自然体でやっていく
それらを強く心に誓った。
今、このタイミングで出会えてよかった。
また、11年前、何も分からず脱サラしたときには
その後、前掛け、というものと出会い、 使命感をもって仕事が出来ている、
とは夢にも思わなかった。
前掛け、というものに出会ったこと、にも感謝。
吉本さん、宇田川さん、ありがとうございました。
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鯛めしのうまい店、に連れて行ってもらう こころにふかく沁みる味だった
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