2011/10/14

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ニューヨークの旅2011〜4日目のその1
金曜日朝、6時の目覚ましで目覚める。

「館長、おはようございます」

「よう寝れた。このベッドはフカフカで寝心地ええのう」

そうなんです、さすが高級ホテル。

大げさではなく、ホント、高さが100センチ以上あるんですよ。
よじ登るって感じでベッドに入るのだが、体がベッドに包まれ吸い込まれるように眠れるので、
とっても快適な朝を迎えられる。
日本では布団から朝起きると背中がカチガチに固まっていることもあるが、それが全くない。

こんなベッドで毎日寝ていると体にもいいんだろうなあ、でも買うと高いだろうなあ…。

7時〜皆でロビーに集まり、高級ホテルの高級ブレックファーストを。
生ハムとか、サーモンとかもバイキング形式で食べられ、フレッシュジュースも種類がたくさん。
朝から堪能させてもらった。

8時、ホテルから歩いて5分、ジャパンソサエティに集合。
入り口で通訳を務めてくださる智草さんと再会。

智草さんは、2009年の前掛けトークイベントで、豊橋からのお父様方3名の通訳をして
くださって以来のご縁で、日本では一度うちのエニシング事務所へも遊びに来ていただいた。

森館長はじめ皆さんに紹介し、その後、午前10時〜の日米高校生同士のシンポジウムを中心とした
イベント準備に入る。

9時過ぎ、高校生第一陣が到着。次々とバスで来場し、200人のアメリカ人高校生が集まった。
方や、迎え撃つのは高知代表の高校生女の子、宜保さん、大石さん、辻さん、わずか3名。
体の大きさもぜーんぜん違うし、大丈夫かなあ… ガンバレ、高知選抜の女子高校生!

NY総領事の廣木重之大使、森館長のあいさつがあり
シンセサイザー奏者・西村直記氏の演奏のあと、いよいよシンポジウムへ。

坂本龍馬の子孫・坂本登さんのスピーチでは
「龍馬が夢見たアメリカ。そのアメリカへ144年経って、こうして来ることが出来た。感無量だ。」
との話があった。

僕個人としては、龍馬記念館さんに飛び込みで営業したのが2003年。
その後、ミュージアムTシャツを作らせてもらうようになって、その後、ニューヨークへ自分で前掛けを売り込みに行って。
「龍馬」「アメリカ(ニューヨーク)」という2つの点をつなぐ一助になれた、ということが不思議であり、うれしくも思う。
人生、分からないもんです。

そういえば、スティーブジョブスも「点と点が一見関係ないように見えて結びつくのが人生だ。信じて進め。」
と言っていた。まさにそれが今目の前で起こっている。

続いて、勝海舟の子孫・高山みな子さん、ジョン万次郎研究家の北代さんの力強いスピーチのあと、
いよいよアメリカ代表高校生3名VS高知の高校生3名の討論会。

「龍馬、が存在したことで、今の日本、未来の日本、にどのような影響を与えているか?」
「龍馬とはアメリカのヒーローに例えると誰なのか?」

など、お互いに質問しあい、聞いている聴衆がハラハラするような展開に。

アメリカ人の高校生たちも、思った以上にしっかり幕末を勉強していて、
「西郷吉之助が長州藩と…」などと、シンポジウムにひとつも出てきていないキーワードが出たりする。
少なくとも、この会場に来てくれている200人のアメリカ人の若者たちに、幕末、龍馬、を深く知ってもらえたこと、はとっても大きな財産ではないか。将来何かのきっかけで思い出すこともあるだろうし、
この出会いを今後もつなげていけるようにしたいと思う。

日本の女子高生たちも、詳しく知らないことに関しては「アメリカの歴史は良くわからないけど、
私はこう思う」などと、日本流に’いなし’’かわし’ながら答えていたのがとても印象的だった。

こんな250人くらいのアメリカの方が見ている前で、突然
「龍馬とはアメリカのヒーローに例えると誰なのか?」
って言われても普通答えられないですよ。

宜保さんは「厳しい質問ばかり来るので、逆に言い返しますけど、
歴史、を動かしているものは何だと思いますか?」と突っ込んだ。

彼女たちはホント日本人らしく頑張っていたなあ。正面から闘わずして存在感で勝つ、ことは出来ていたのでは。

サッカーで言うと、観客ぜんぶ相手チームの応援なんだから。良くやった。

あっという間に12時になり、2時間のシンポジウムは終了。大きな大きな拍手に包まれた。


その後、ロビーでの懇親会になったが、そこでおもしろいことがあった。
日本のアニメ、が大好きな高校生グループが、イケメン二人組のミュージシャンいちむじんに
(彼らが日本のミュージシャンと知らず)何気なく話しかけていた。

そこで僕が「彼らは日本のギターのミュージシャンなんだよ。」

耳もとで、いちむじんの山下君が「アニメのRebornのギターもやってるって言ってください。」

「リボーン、の音楽もやってるんだよ。」

というと、そのグループが突然「キャー!!!えーうそー!!!すごいじゃない!!!」
とホント、大興奮し、「写真撮って〜」「サインして〜!!」の大騒ぎとなった。

いちむじん山下君、宇高君の2人との写真を次々と撮っているときに閃いた。

「こりゃ面白いことになってきたねえ。面白いところ連れて行ってあげるから、すぐホテルから
ギター取ってきて。」

午前の部は終了し、森館長一行は、現地の高校を訪問に。

残ったメンバーで、お昼をさぬきうどんの店で食べた後、夜のジャネット会館の準備をし、
夕方5時まで時間があったので、いちむじんの2人を連れて、たまたま当日開催されていた
「コミックフェア」の会場に。

コミックフェアっていうけど、それはそれは大規模な会場「ジャビッツ」を貸し切って開催されていて
何万人もの来場がある。
日本で言うと、ビッグサイトの会場をぜんぶ貸し切っていて、歩くのも大変なほどのコスプレした若者が
ワンサカいる超ビッグイベント。

その中に、紀伊国屋さんも出展しているので、そこを目指すが広すぎてなかなか見つからない。
30分くらいかかってブースを発見し、フラー店長に挨拶。
「彼らはRebornの曲も演奏していたんですよ」

「ワァオー!そう!それはすごいじゃない!!!」

「可能であれば、いま、ここで彼らが演奏させてもらってもいいですか?」

「Why not ?」

ということで、その場で早速2曲、演奏した。

会場の音がうるさ過ぎてちょっとギターの音は聞こえ辛かったが、アメリカの一般の人たちの前では
初演奏、いい経験になったと思う。


その後、いよいよ夜の会場、ジャネット会館へ!
NY在住の日本人のお客様向けのトークイベントが開催される。

(1日にいろんなことがありすぎて書ききれないので、夜、からの出来事は次回に^^;)
ジャパンソサエティさんの会場。いよいよスタート
日米高校生の討論会
会場ジャビッツコンベンションセンター前でギターをもっていよいよ乗り込む
紀伊国屋さんブースで演奏させてもらう’いちむじん’の二人
コミックフェア会場にてトランスフォーマー?

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ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
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メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


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