2012/09/18

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藍染(あいをそめる)
何度も日記に書いている、東日本最大の藍染の街とも言っていい埼玉・羽生(はにゅう)。

藍染アーティストであり、我々の藍染の師匠である鈴木氏のところへ今回も伺った。

今日同行してくれるのは、
「小金井男子藍染部」の部員
(って、いつの間に出来たんじゃい^^)
大学院生の山中くん、そして社会人一年生の飯田くん、鈴木くんの3名。

彼らは学生時代から街づくり、建築などを勉強、活動していて、
かねてから藍染に一緒に行きたい、と
言ってくれていた。

今日染めるのは、ぶ厚い前掛けの生地20枚。山中くんたちが作っている「野菜の直売所」の暖簾になるものだ。

鈴木師匠曰く、「藍染は畑仕事と似ている」

・自然の藍と対話しながら染めていく。
・完成するまでどんな色になるのか分からない。(特に分厚い前掛けの生地は。)
・体力勝負。前掛けは絞るのだけでも大変、回数も何度も染めないといけない。

ただ、これが菌の生きている藍と接していると、どんどん心地よくなってくる。
藍には癒し効果があるというが、
確かにやっているとそれを直に感じる。

1枚染めるのに、10分ずつ染めて、上げて、計20分を1セットとして
15回繰り返す。
計300分、5時間。

それでやっと前掛けの生地は藍色に染まっていく。

ただ、やっている最中は分からない。
洗って、乾くまで、どんな色になるのか。
頭で考えられない、考えた通りにならないところにも面白さがある。

今の世の中、頭で余計に難しく考えて、

シンプルなことをみんなで寄ってたかって複雑にして、結局、全然結論もでない、

ってことが多い中、

藍染は体動かして、チームで役割分担して
みんなで汗かいて、
結果、自然に出る色を受け入れる。

人間都合、ではなく、やって、やって、自然の都合に最後は委ねる。

これがやめられない。

●今年最後の「藍染部」
11月下旬〜12月初旬に実施予定
・集合:埼玉県の羽生駅 11時ごろ
参加ご希望の方は西村までメールください
鈴木氏が藍の状態を見る
みんなで繰り返し、繰り返し…
「腰入れてがんばれよ〜」
完成!充実感がたまらない
こちらが藍の葉

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ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


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