藍染(あいをそめる)
何度も日記に書いている、東日本最大の藍染の街とも言っていい埼玉・羽生(はにゅう)。
藍染アーティストであり、我々の藍染の師匠である鈴木氏のところへ今回も伺った。
今日同行してくれるのは、 「小金井男子藍染部」の部員 (って、いつの間に出来たんじゃい^^) 大学院生の山中くん、そして社会人一年生の飯田くん、鈴木くんの3名。
彼らは学生時代から街づくり、建築などを勉強、活動していて、 かねてから藍染に一緒に行きたい、と 言ってくれていた。
今日染めるのは、ぶ厚い前掛けの生地20枚。山中くんたちが作っている「野菜の直売所」の暖簾になるものだ。
鈴木師匠曰く、「藍染は畑仕事と似ている」
・自然の藍と対話しながら染めていく。 ・完成するまでどんな色になるのか分からない。(特に分厚い前掛けの生地は。) ・体力勝負。前掛けは絞るのだけでも大変、回数も何度も染めないといけない。
ただ、これが菌の生きている藍と接していると、どんどん心地よくなってくる。 藍には癒し効果があるというが、 確かにやっているとそれを直に感じる。
1枚染めるのに、10分ずつ染めて、上げて、計20分を1セットとして 15回繰り返す。 計300分、5時間。
それでやっと前掛けの生地は藍色に染まっていく。
ただ、やっている最中は分からない。 洗って、乾くまで、どんな色になるのか。 頭で考えられない、考えた通りにならないところにも面白さがある。
今の世の中、頭で余計に難しく考えて、
シンプルなことをみんなで寄ってたかって複雑にして、結局、全然結論もでない、
ってことが多い中、
藍染は体動かして、チームで役割分担して みんなで汗かいて、 結果、自然に出る色を受け入れる。
人間都合、ではなく、やって、やって、自然の都合に最後は委ねる。
これがやめられない。
●今年最後の「藍染部」 11月下旬〜12月初旬に実施予定 ・集合:埼玉県の羽生駅 11時ごろ 参加ご希望の方は西村までメールください
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鈴木氏が藍の状態を見る
みんなで繰り返し、繰り返し…
「腰入れてがんばれよ〜」
完成!充実感がたまらない
こちらが藍の葉
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