2012/10/10

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伊勢丹立川
今年も伊勢丹立川店での1週間のイベントがはじまる。

普段、小金井のお店には
「欲しい人が’わざわざ’来てくれる」
PULL(プル)型のお店。
その基本は、江崎グリコで教えてもらった。

このような百貨店などのイベントは、
興味の無いかたに、どう興味を持ってもらうか、買ってもらうか、「PUSH型」の販売。全然違う。

PUSH型、は恩人である東急ハンズの藤田さんにヒロアキと共に2007年から徹底して鍛えられてきた。

「とにかく声をかけ、ビラを配り、お客さんに知ってもらえ。そして、一人ひとり違うお客さんの声を聞いて、応えられる仕組みを創れ。」

教えていただいたことを愚直に実行してきたからこそ、今のエニシングが生きていられる。

人、として客観的に見てみると

「自分が欲しいもの、が欲しいだけ。欲しくないものはいらない。」

100人いたら100通り好みがあることは当然のことで、それを前掛け、前掛けの生地、という道具でどう伝えていこうか、とやっているのがエニシング。

現代のビジネスは、運営側の都合で、100人の好みを無視し、大規模流通の「効率」で、1つを創り、安くしてたくさん売るのが良いと思われている。
「そうした方がいい、だからいつまで経ってもエニシングは伸びないんだよ」とか、言ってくださる先生もいたが、そんな甘いささやき?、短期的なこちら都合のエゴ?、に目もくれず、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤しながらお客さんの喜び度合いを信じてやってきた。

オーダー前掛け、というのはその最たる例で、お客様と一緒に創ることで、
「モノ」だけの関係を飛び越えて、全然違う価値を持った心に響くものが産まれる。

注文した方が、オーダーの前掛けやバッグを、相手へ贈ると、心に沁みる喜びが倍に増えて行く。

結果、エニシングに触れてもらった方、買ってくださった方が、今まで以上に活きいきと元気が湧いてきた、エンシング前掛けしてると商売も上向いた、という声はたくさん届く。

明日からの伊勢丹イベント、
自分のPULL型のお店での常識、思い込みを捨て、まっさらな気持ちで一人一人のお客様と向かい合う。

今回はどんな声がお客さんから届くだろう。

できること、できないこと、はあるが、

「お客さんの声を聞いて、応えられる仕組みを創れ」

それを頭に入れて接客し、喜んでもらえるようやっていこう。

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ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


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