伊勢丹立川
今年も伊勢丹立川店での1週間のイベントがはじまる。
普段、小金井のお店には 「欲しい人が’わざわざ’来てくれる」 PULL(プル)型のお店。 その基本は、江崎グリコで教えてもらった。
このような百貨店などのイベントは、 興味の無いかたに、どう興味を持ってもらうか、買ってもらうか、「PUSH型」の販売。全然違う。
PUSH型、は恩人である東急ハンズの藤田さんにヒロアキと共に2007年から徹底して鍛えられてきた。
「とにかく声をかけ、ビラを配り、お客さんに知ってもらえ。そして、一人ひとり違うお客さんの声を聞いて、応えられる仕組みを創れ。」
教えていただいたことを愚直に実行してきたからこそ、今のエニシングが生きていられる。
人、として客観的に見てみると
「自分が欲しいもの、が欲しいだけ。欲しくないものはいらない。」
100人いたら100通り好みがあることは当然のことで、それを前掛け、前掛けの生地、という道具でどう伝えていこうか、とやっているのがエニシング。
現代のビジネスは、運営側の都合で、100人の好みを無視し、大規模流通の「効率」で、1つを創り、安くしてたくさん売るのが良いと思われている。 「そうした方がいい、だからいつまで経ってもエニシングは伸びないんだよ」とか、言ってくださる先生もいたが、そんな甘いささやき?、短期的なこちら都合のエゴ?、に目もくれず、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤しながらお客さんの喜び度合いを信じてやってきた。
オーダー前掛け、というのはその最たる例で、お客様と一緒に創ることで、 「モノ」だけの関係を飛び越えて、全然違う価値を持った心に響くものが産まれる。
注文した方が、オーダーの前掛けやバッグを、相手へ贈ると、心に沁みる喜びが倍に増えて行く。
結果、エニシングに触れてもらった方、買ってくださった方が、今まで以上に活きいきと元気が湧いてきた、エンシング前掛けしてると商売も上向いた、という声はたくさん届く。
明日からの伊勢丹イベント、 自分のPULL型のお店での常識、思い込みを捨て、まっさらな気持ちで一人一人のお客様と向かい合う。
今回はどんな声がお客さんから届くだろう。
できること、できないこと、はあるが、
「お客さんの声を聞いて、応えられる仕組みを創れ」
それを頭に入れて接客し、喜んでもらえるようやっていこう。
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