アパレルの営業マン・O氏
土曜日に講演会で知り合った、アパレル会社勤務の1つ年下の男性、O氏がお店を尋ねてくれた。
「なんだか分からないけど、来たくなってきちゃいました。自分でも何か特別用事があるわけでは無いのでとまどっているのですが…」
「いや、その本能で感じられて動かれているのがすばらしいですよ!」
エニシングは、アパレル業界とは全く逆のやり方をしていることもあり、 かなり興味ぶかいようで、こちらも普段あんまりしないような話もした。
僕らエニシングのやり方は、 皆が地上をスイスイ歩いている、車に乗って動いているときに、
敢えて地下道を自分たちでせっせと彫って、
数年後、地上に顔を出す時には、同じところをぐるぐる回っていたみんなよりも もっと先に出てきた、というやり方。
それを見て、まわりは 「そんなやり方があったのか〜!」 というでしょうね、
と冗談まじりに話した。
産地の話、日本のものづくりの話もいろいろした。彼も良く知っている。
俺が本気で思っているのは、 日本の産地とか、日本製、とかを「今の流行り、ウリ」で使うのも、もうじき終わるよ、ということ。
それは単に産地に眠る技術の一時的利用、酷使であって、これからは運命共同体というか、お互いリスク背負って永続的にやっていくことが必須となる。
日本のブランドアパレルが売れなくなっている、明らかにパワーダウンしているのは、 結局、自分本位、自己中心思考から抜け出せないから。 表面的なリスクしかとっていない。
季節ごとの惰性の商品開発、ちょっと目新しい素材の使い回しで 新しい真の価値を命かけて産みだしていないでしょう。
と、僕みたいな何も知らないアパレルの素人が言っちゃいけませんが^^;
みんなに感じてほしいのは もうそういうものづくりをしていく時代 自分さえよければいい、 人間さえよければいい、 という時代では無くて
共存共リスク、循環、役割、永続…
お金出して買ってくれるお客様が一番それはよくわかっているよ、 ということ。
そこを今の20代の若者たちが 既成の枠をぶち破って世界でバンバン活躍してほしいんだけどなあ… 専門学校出てすぐにアパレル事務所入ると厳しいよなあ… と共に話す。
(西村が大学とか専門学校で年間の授業もって産地とのものづくりを徹底して教える、作って売る、授業をすれば、という話も…。
人のことを最近どうこう言ってしまう傾向にあるが、 まずは、自分のことをしっかりと^^)
そんないろんな話を2人でカレー食べつつしながら、 「とにかく、人間として楽しい仕事をしましょう。 そのためには他と比べられない商品づくり、ネットワークが必要で
そのときに今まで勉強して獲得した、Oさんの資格が世の中の役に立つし、 産地の人達の喜びにもつながりますよ」
と話した
何かO氏とは今後も一緒にやっていく気がする。
ありがとうございました!
最近、いろんなイイ方がまたエニシングへ集まってきている気がする…^^
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埼玉羽生でWataruさん、小島さん、早崎さんと藍染め!ひさしぶり、気持ち良かった〜
いつも丁寧に教えてくれる藍染の鈴木道夫氏
ねこちゃんが、Wataruさんのアートの上に…^^ Wataruさんアートはいつも動物に好かれる…
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