組織をねっこから変えて行く挑戦
22歳〜27歳までの5年間務めさせてもらっていた江崎グリコ。
その時に、一番仲のよかった大好きな後輩、石川と10年ぶりくらいに会った。 Tシャツの久米秀幸さんも一緒に3人で飲んだ。
久米さんが 「西村さんってどんな社員だったんですか?」
確かに、今お仕事一緒にしている方たちは、今のエニシングの西村は知っているけど、グリコ時代のことは知らない。
「あとにも先にもこんな人はいない、という人でした((笑))」
との石川の話。
そこで出たのが、石川と一緒に、1都6県の入社5年未満の若手営業マンを集めて、勉強会をしていたこと。
その勉強会は、都内はもちろん、千葉、埼玉、群馬、栃木など「首都圏」勤務の若手数十名全員に声をかけ、数か月に一度、各地から「土曜日」の休みの日に東京事務所に(任意で)集まってもらって それぞれの営業の活動事例を発表し、共有しよう、そこからヒントを学び、個々の営業に生かしていこう、というもの。
僕は、その頃から「個」の確立、がテーマ。
ことの発端はグリコに入って感じた二つ疑問からで、
・菓子事業部、アイスクリーム事業部、カ レー(食品)事業部の3部門の情報交換がスムーズに出来ていない →それをやるともっと会社の力がまとまり、パワーになっていく
・いきなり大学出て配属された部署が「宇都宮営業所」のように、50代の働かない出世を諦めた上司と、配属された若手の二人、だと、その若手の将来の芽を摘んでしまうことになる。入社して最初の3年は特に大事なのに… →首都圏みんなで生の情報を交換したり、刺激しあうことで、そんな若者も諦めないでしごとできるようになる
そんな二つの理由から。
(実際に、宇都宮営業所にいた矢野君から当時そんな声を聞く機会があって始めた、というのも大きな理由。 矢野君は毎回はるばる東京へ来てくれて、もちろん全部自腹でくるんだけど、その結果、生き生き仕事するようになっていった。今は大阪本社勤務で活躍しているという。)
そんなことを西村は「勝手に主宰してやっていた」とのこと。
そう考えると、僕の考えはぜーんぜん変わっていないなあ。(進歩が無い?)
今もその組織や世の中を根っこから変えて行くという想い、個の確立、特に弱者救済というか、日の当たっていないけど『大切なこと』を世に出していくこと、そこに徹底的にこだわる、誰に何を言われてもやる、ところは全く変わっていないなあ。
26〜27歳ごろやっていたから今から12、3年前だが その時、おもしろい話があって、その若者たちの活動をおもしろいく思わないあるお偉いさんが 「土曜日に勝手に会社の会議室を使うのはいかがなものか、何か問題があったら君は責任とれるのか」 と言ってきたこともあったなあ。
大きな組織はなぜかこんな人が足を引っ張ろうとするよなあ、と客観的に見て、気にせずやってたけど…^^ (もちろんそんな人は極々一部で、永井さんはじめ、ほとんどの上司、管理職の方たちは応援してくれていたし、バックアップしてくれていた)
今日の後輩・石川と、久米さんとの食事会でいろんなことを思い出させてもらった。
どうもありがとう、またパワーをもらった気がする。
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