かずま、修行開始
前掛けの製造見習いとして9月に入社した、福田かずま。
きっかけは昨年、2013年の5月。 たまたまお会いした、足の悪いお爺様に、 「日本の製造業の後継者問題、これに真剣に取り組むように」 と言われた翌日に カズマから「前掛けの仕事に興味がある…」とメールが来た。
その後、何度か面接をし、京都から小金井に越してきて、 4か月ほど営業研修でニシムラ同行持ちを経験。
そして、今日からいよいよ、 シャトル式力織機の研修で、埼玉羽生の小島染織さんにお世話になる。
朝、7時30分、二人で小島さんの会社へ。7時55分からラジオ体操し、8時から朝礼。
そこで社員の皆さんへ御挨拶。 我々がやっていること、と、今回皆様のご厚意でお世話になる御礼を述べる。
小島染織さんは、従業員50名。若い方も多い。
8時15分、いよいよカズマが製造責任者の方と共に現場へ。
僕とはここでさよなら。
最後にひとこと言おうと思っていたが、 現場へすぐにいかなければいけなかったので、少し離れた場所で 「かずま、がんばれよ!」 と一言。
かずまは、支給していただいた青い作業着の上から、前掛けの紐を腰に締めていて、 それを指差しながら、無言で 「がんばってきます」 と目で語った。
前掛けの製造を未来へ、大変な道のりの第一歩をいよいよスタート。
受験生を送り出す父親のようでもあり、 駅伝でタスキを渡す先輩の気分でもあり… 恥ずかしながら、涙が出そうになった
かずまを今は見守るしかできないが 僕は僕でしっかりと「前掛けを売る」仕組み作りを必死になって行う。
お互いがお互いの役割を最大限果たす。
エニシングはサッカーのチームの様なものだと思っている。
お互いがそれぞれの「プロ」になって、 最高のパスを出せるように。
エニシング、西村も、次のステージへ。
寒い中、大変だけどがんばれ!
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