2014/01/22

| もどる |

【縁ing】船井幸雄氏
今朝、親友から
「船井幸雄さんお亡くなりになったとニュースで見た」
との連絡が…。

お体の調子が悪いとは聞いてたが。

悶々とした中央大学生だった20歳の頃、新しい西村へのきっかけを作ってくれたのが大学生協でたまたま買った船井さんの書籍だった。

「上に立つ者の人間学」

広島から出てきたものの、
将来の方向をどうしようか悩んで夜もなかなか眠れなかった頃、この本を読み、
「よし、アメリカ留学しよう!」
と人生が、視野が開けた。

その後、何冊か読ませてもらい、
知らないことをたくさん教えてもらった。

実際にお会いしたのはそれから6年が経ったころ。
前の会社、グリコの社内旅行で千葉の房総半島へ行った帰りの電車内で、たまたま先輩に

「西村、ビール買ってきて!」

と言われ、わかしお車内で自動販売機を探していたところ、
グリーン車内に船井さんがお座りになっていた。

名刺を取りに戻って、先輩のビールもそっちのけで、

「すみません…」

と僕から話しかけた。
社内旅行でテニスをした帰り、キャップをかぶり、ジャージ姿。

そんな僕に、
「あ、どうぞ」
と隣の乗客と勘違いされた船井さん。

「いや、実は…」

と5分程度、隣に座らせてもらい、話を聞いた。

起業を考えていた僕に
「若いのだから、出来ることから始めなさい。」
と言ってくださったことで背中を押してもらった気がして
「よし、起業しよう!」
と心に決めた。

グリコ退社は僕にとっては当時怖くて怖くて仕方なく、
退社する当日、5時30分まで時間を持て余していた僕は、
お世話になった部署へ菓子折りを買いにいったついでに、
浜松町のダイエー本部の下の喫茶店で船井さんに手紙を書いた。

(当時の手紙の下書きが、偶然2年前に出てきた。書いたのは、2000年10月のこと。)

その後、ふたたび2002〜2003年ごろだったか、ご縁があった。
たまたまグリコを辞めた、同期の桜井が船井総研に転職したこともあり、
桜井と同じ部署の先輩だった啓子さんからのお声掛けで、
船井総研のメールマガジンにコラムを書かせてもらったりした。

当時の僕にとっては、それはもう夢のような話だった。

その他、結婚したときには手書きの色紙をいただいたり、
嫁さんのお父さん関係で船井さんの娘さんとつながったり、
龍馬財団関係で息子さんと出逢ったり。

図らずも新しい西村、が生まれるポイントポイントでご縁があった。

そして…
これから、また新しい西村、が生まれ、
船井さんにまた会った時に
あの時の26歳の青年が、こうなりました。
とどこかで報告できるようにがんばります。

ありがとうございました。

(追記2014年2月14日)
大雪の中、船井さんの葬儀へ大門、増上寺へ向かった。
着いたときにはほぼ終わっていたこともあり、
御手伝いをされていた啓子さんに「手を合せてきます」と伝え、

誰もいない船井さんの祭壇に向かって、
ひとり、最後のご挨拶をさせていただいた。

いくつかの話と、メッセージも。

船井さんには本当に大切なことを教えていただいた。
お会いできたこと、心から、ありがとうございました。

|| コメントする || 心にグッときたこと |
ハンドル Anything 西村
性別
星座 しし
血液型 A
ホームページ http://www.anything.ne.jp
興味のある分野
メッセージ ■有限会社エニシング代表取締役社長

1973年広島市出身、1996年中央大学卒。大学3年のとき、1年弱、アメリカ一人旅(留学)。
2000年、5年お世話になった食品メーカー江崎グリコを脱サラ。当初は「漢字TシャツAnything」開始。原宿などの路上で販売を始める。

2004年から前掛けの製造を開始し、帆前掛けの産地・豊橋の職人さんたちと出会い「前掛けAnything」スタート。
ニューヨークへの前掛け飛び込み営業、毎年のNYやロンドン、パリ展示会、など様々な経験をしながら現在に至る。
2019年6月に330坪の土地を買い、豊橋前掛けファクトリー設立。
悪玉コレステロールUPに悩む、3児の父(^-^)
●趣味:プロレス格闘技、旅、うまい酒を気の合う仲間で楽しむこと

この日記では、日々思ったことや仕事などについて思うままに書いております。


(c) 2024 Kappe INC.