小規模事業者スピリット
来期の経産省の中小企業白書、に「小規模事業者」の事例としてエニシングの活動が載る、ということで2時間のインタビューを受けた。
2時間お話しさせていただいての、 インタビューアーのFさんの感想は
「全うなこと、本当のしごと、をやろうとしている会社ですね」
もうひとつ
「ただものを作って売る、だけではない。需要を産み出す、0から1を産みだす」
という点を詳しく聞かれていた。
今の日本経済は衰退期に入っていて どうしても昔からの組織、特に大半の大企業は「新しい価値を生みだす」体質になっていない。 そこに知恵を使おうという組織になっていない。 いつも何かお客さんとは関係ないところを気にしながらしごとしなきゃいけない、というか。
そこを「小規模事業者」のエニシングは何で出来ているの?小さい組織だけが理由なの?そうではないポイントがあるでしょ?
そこを徹底して聞かれた。
「本当にお客さんの立場で考えて、使った後、プレゼントした相手、などその先も一緒に考えられているからじゃないですかね〜」
僕が想ったのは、そもそもそいうう意識があるかどうか。
しごとって結局は、お客さんのためにやるわけでも、会社のためにやるわけでもなく、 それをやった自分自身がうれしかったり、感謝されたり、そこに生きる喜びを見つけられるか、個としての充実感、を味わいたいんだと思うんだけど
組織にいるとどうしても組織の論理優先になって、本当のお客様、そしてお客様の喜びが帰ってくる自分自身、 のことを考えなくなる。
それがたまたま小規模事業者だと見えやすいというか分かり易いだけかなあ。
相手もうれしい、結果、自分もうれしい、 それが仕事、だと改めて思う。
エニシング、そしてエニシングに関わってくださっている仕事仲間には徹底的に最初の3年でそこを共有する。
3カ月、半年程度じゃ分からない、 その心と心のぶつかり合いから何かがうまれる、というのを2年、3年かけて共有する。 その共有するのにいちばん良いのが「トラブル、事件」。
社内で事件、トラブル、が起こるけど、そこをどう解決していくのか、 そのときに本当に「喜びの和」がひろがるように客観的に、とらわれず、ひとつ上の視点から挑戦できるのか そんなことを大事にしながらやっている。
答えには全然なっていないが、 「小規模事業者魂(スピリット)」、
ターザン山本さんが週刊プロレスで述べていらした 「マイナーパワーのこそ真実がある」 それを体現していくチーム、であり続けたい。
|
|