99人のために1人は捨てられない。
最近、自分自身を省み、いたく猛省することの繰り返し。 この歳になると団体の長をやることも多くなるし、あるいは板挟み的な立場になることも多い。 若い頃は今の自分からも見れば、やはり尖っていたと思う。自分の正義を振りかざし、刃を相手に振り下ろしていた。しかし、それでうまく行った試しはほとんどない。 そりゃそうだ、争いは争い、対立は対立しか生まない。
今からおよそ10年前にかっぺの代表を辞め、長男が産まれたということも一つのきっかけに地元に戻ってきたが、それでは収まらず、結局、まちづくりに引っ張り出され、鴨川ポータルサイト「かもがわナビ」プロジェクトを皮切りに、ポータルマガジン「KamoaZine」の創刊、そして、数々のイベント企画・運営、それをきっかけに青年会議所活動にも加わり、さらに輪廻のラグランジェ、現在では3年前に出会ったオルカ鴨川FCのフロントの一人として活動している。
この間、いろいろな場面に遭遇してきたし、うまく進んだこともあれば、うまく進まないことも多々あった。
その中で学んできたことは、まちづくりはあくまでも「100%賛成を目指す」こと。 これは全体主義を目指せということではない。 まちづくりにおいて、ドロップアウトする人を絶対に出してはならないということだ。例えば、鴨川において、みな手段は多種多様ではあるが、最終的に鴨川を良くしたい、悪くしたくないという究極的な目標は一致しているはずだ。 その点さえ、共有できれば、数々の違いや困難も乗り越えられると私は信じている。
100人いたとして、99人が賛成すれば、それでいいのか。 1人の反対を切り捨ててしまっていいのか。 私にはどうしてもそれができない。1人を切り捨てる自分が許せない。
だから、一つ一つの機微に一生懸命になりすぎてしまうところがある。 でも、この性格は変えられない。 結局は意地っ張りなんだと思う。
和を以て貴しと為す。
きっといつかはそういう状況に進んでいけるはず。 そう思って、勇気をもって進むしかない。
反面、それとは逆行した自ら放ってしまう言行に最近は正直自分自身に辟易している。 まだまだ未熟者。 人生、四十にして不惑というが、私はまだまだ惑っている。 決して強い人間でもない。むしろ弱い人間だ。
自分の心をぶん殴りつつ、突き進むしかない。 あくまでも前向きに。肯定的に。
[WALK:-]
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