オーストラリア旅行 6日目 4時間遅延! シドニー〜ケアンズ
早いもので、今日でオーストラリアに上陸してから5日目となる。 今日は午後シドニーからケアンズにジェットスター便で移動する。
オーストラリアに入ってから連日早起きだったこともあり、今日はチェックアウト時間ギリギリまでゆっくり休むことにした。 ホテルをチェックアウトし、荷物をホテルの有料ロッカーに預けると、シドニーの市街地観光へ繰り出す。
長男の希望でオーストラリア博物館を訪問することにした。 シドニー市街には緑豊かな公園もあり、歩いていても、心落ち着く。
途中、平和を祈る戦争記念館に立ち寄る。 展示品の中に、第2次世界大戦中に日本軍の兵士・加藤俊夫氏が所持していたという寄せ書きの日の丸が飾られていて、思わず、見入ってしまった。 いずれにしても、いかなる理由があろうとも、戦争はやはり悪だと思う。 絶対にやってはならない。 国家権力の道具として命を奪われるのは多くの若者であり、民間人であるのだから。 こんな悲惨で、理不尽なことはない。
今週は広島・長崎に原爆が投下された日でもあり、なんとなくセンチメンタルな気持ちになったところで、続いて、オーストラリア博物館へ。
この博物館には数多くの展示品があり、オーストラリアの歴史から、自然環境、動植物、アボリジニ文化、国宝、歴史的著名人に至るまで、総合的なことを知ることができる博物館である。 この日は多くの学生が博物館を訪れ、校外学習を行っていた。 勉強家の長男に対して、私はむかしから博物館や美術館がどうも性に合わなく、しかも、展示説明が英語ということもあって、なんとなく展示物を見ながら、広い館内をただウォーキングする心地だった。笑 それでも1時間以上の時間をかけて、全館を巡る。
時間はお昼近くに……。 ここで、ジェットスター便を利用する際の日課となった運航情報を確認すると……。
いや〜、またまたかい!! 朝は定刻通りとなっていたのに、機材の到着遅れのため、なんと4時間近くの遅延になっているではないか。 本来15:40にシドニーを出発するはずが、19:35発に変更され、ケアンズ着は23時前。 うーん。国内線でも安定のジェットスター!!苦笑 ただ、欠航にならなかったのは、不幸中の幸いだった。
というわけで、シドニー滞在時間がだいぶ伸びた。
博物館の近くにあった大聖堂をお参りし、中心街でベトナム料理をランチすると、午後はオペラハウスを対岸から見たくなったので、フェリーに乗り、対岸に移動した。 フェリーの上からの、オペラハウスやブリッジ、シドニー市街の眺めはなかなか良かった。 シドニーに来たら、フェリーに乗るのもオススメ。
5分ちょっとで対岸へ到着すると、海沿いの遊歩道を歩きながら、シドニー市街の眺めを堪能した。 途中、自ら進んで、写真を撮ってくれる地元の若い方もいて、フレンドリーさを感じた。 考えてみると、オーストラリアの人たちはみな親切な人ばかりだ。 なんというか、ホスピタリティにあふれている。
観光客を迎え入れるのに慣れているということもあるのかもしれないが、世界中からさまざまな人種が新大陸に集まってきた多民族国家とも言え、近年、先住民族であるアボリジニの権利も認められるなど、ダイバーシティな社会が実現されているように思う。 同じ多民族国家であるアメリカの雰囲気とは全く違うように感じた。 アメリカでは、なんというか、人種差別や明確な階級社会が多くのところであるように感じたが、オーストラリアではみな融合しているように思った。(もちろん、大小、この手も問題はあるとは思うけど)
シドニー市街の眺めを堪能し、帰りはブリッジを渡る鉄道を利用して、再び中央駅へ帰ってきた 今日は雨が時折降ったり、はたまた晴れたりと、天気の移り変わりが激しかったのだが、帰りには虹がかかり、なんとなくこれからの良い旅路を予感させた。(もう遅延や欠航は勘弁!!)
ホテルに戻り、荷物を受取ると、鉄道でシドニー空港の国内線ターミナルへ。 シドニーの場合、市街地と空港は近接しており、直通の鉄道で中央駅から10分ほど。 空港へのアクセスはとても便利である。
空港に到着すると、チェックイン開始時刻までまだ時間があったため、カフェで時間をつぶす。 続いて、手荷物を預け、保安検査場をくぐり、搭乗口へ。 シドニー空港の場合、保安検査場の中の方がお店が充実しており、夕飯はさまざまなお店が立ち並ぶフードコートで取った。
19:40、ちょうど4時間遅れで、ジェットスターのケアンズ行は出発した。 さようなら、シドニー〜! また会う日まで〜!!
ケアンズ空港までは約3時間のフライト。 22:30頃、ケアンズに着陸。 ケアンズ空港からは鉄道やバスがないため、タクシーでホテルへ向かう。 飛行機が遅延し、夜遅くの到着になったこともあり、タクシー待ちの大行列。 20〜30分ほど並び、ようやくタクシーをゲット。 市街地までは15分ほど。26AUDであった。
ケアンズで宿泊するホテルはウォーターフロントの絶好の立地にあるホステル。 玄関は施錠されていたが、中から人が気づいて開けてくれ、チェックイン。 フロントにはもうだれもおらず、書き置きを見ながら部屋へ。 正直、ホームページと確認したのとは全く違う内容に思えた。 バス・トイレは共同だが、清潔感がちょっと微妙な感じ。 どうもこのホステル、オーナーはいるっぽいが、基本的に長期滞在している人でまわしている感じがする。
まぁ、こういうのも海外旅行あるある。 楽しむしかない。
【シドニー耳寄り情報:OPALカード】
今回、オーストラリアに来て思ったのは、決済の電子化が非常に進んでいること。 成田空港で1万円ほど豪ドルに換金してきたのだが、1万円でも換金しすぎに感じた。 ほとんどの場所でカード決済や電子マネー決済が推奨され、むしろ現金が使えないところも多い。 あえて現金を使わない限り、ほぼすべてのお店、サービスで電子決済に対応している。
シドニーの公共交通機関では「OPALカード」という、日本でいう「Suica」や「PASMO」と同様のチャージ型のカードを使って利用する。 「OPALカードは空港駅の改札のところで販売(初回最低チャージ35AUD)されており、我々は国際線ターミナルから乗る際にゲットした。 クレジットカード決済でチャージできるので、現金は不要。(というより前述したように、むしろクレジットカードじゃないとダメ!)
乗車前にタッチ、乗車後にタッチ。駅では改札でタッチして乗り降りするし、路面電車では各駅に設置されたタッチ端末、バスでは車内のタッチ端末にタッチして乗り降りする。 使い方は日本と全く一緒であるから、そんなに混乱はしない。 乗車の時は「Tap on」、降車の時は「Tap off」と表現されている。
切符ももちろんあるのだが、今回の旅で切符を使っている人は一人も見なかった。
ただ「OPALカード」は独特の料金ルールや割引ルールがあるらしい。 1日の上限金額が設定されているようで、平日は16AUD程度だが、日曜では2AUD程度とかなり安い。 要は1日乗車券としても機能するというわけだ。 また、1週間の上限も設定されている。現在は1週間で50AUDとのこと。 さらに8回以上利用した場合、9回目からは運賃が半額になるらしい。
しかしながら、空港線の場合はルールがまた別であったり、結局すべては理解できなかった。
なお、日本の場合、降車時に残額が足りなければ、そこで足すことができるが、オーストラリアでは罰金を払わされる場合もあるらしい。 なので「OPALカード」の残額は常に気にしながら、必要に応じてチャージをしておく必要がある。 ネットでは10AUDからチャージできるとの情報があったが、私が試したチャージ端末はすべて「20AUD」が最低ジャージ額だった。 我々のような観光客の場合、チャージしすぎるとシドニーを離れる時に多額の残りが生じてしまうこともあるので、計算しながらチャージもしておきたいところ。 ちなみに我々は1AUD程度が残額として残っていた。 まぁ、シドニーのお土産ってことでいいか!笑
ちなみにチャージのことは「Top up」と表記されていた。
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シドニー中央駅の歴史的な駅舎(Central Station) iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/375 sec f/2.4
戦争記念館 iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/1089 sec f/2.4
シドニー大聖堂 iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/8403 sec f/1.6
厳粛な雰囲気 iPhone 12 1.55 mm ISO1250 1/25 sec f/2.4
さっきまでの雨がウソのように… iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/516 sec f/2.4
シドニータワー iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/6494 sec f/1.6
今回は登らなかったけど! iPhone 12 2.71 mm ISO25 1/510 sec f/2.2
お昼はベトナム料理 iPhone 12 1.55 mm ISO200 1/50 sec f/2.4
コンビニでコーヒーを購入。日本とほぼ一緒だが、お金は後払い iPhone 12 1.55 mm ISO160 1/100 sec f/2.4
パースへ向かう長距離高級列車が出発を待っていた。 iPhone 12 1.55 mm ISO160 1/100 sec f/2.4
対岸へ向かう船より iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/1712 sec f/2.4
オペラハウスをバックに iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/1199 sec f/2.4
船上からの眺めはすばらしかった。 iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/1996 sec f/2.4
オペラハウスをバックに対岸より iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/1416 sec f/1.6
ブリッジをバックに iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/2564 sec f/1.6
対岸にはぜひ行った方が良い。 iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/773 sec f/2.4
ブリッジ越しに望むシドニー市街 iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/1595 sec f/1.6
虹が架かった。いいことあるかな? iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/3610 sec f/1.6
帰りは鉄道でブリッジを渡って中央駅へ iPhone 12 4.20 mm ISO32 1/1595 sec f/1.6
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