断れない性格、断らない性格
先日、ビーチサッカーつながりのある人とご飯を一緒にした時に「おかのさんは、絶対怒らないでしょ。優しいよね」と言われたのだが、まぁ自分も怒る時は烈火の如く怒るけど、若い頃と比べるとその回数は少なくなったと思う。 ゾンネの選手からも「おかのさん、もっと自分の意見言ってよ」って言われちゃうこともある監督だが、年の功なのか、たいていの場合、みんながそれぞれに正しいし、基本的にはその気持ちに共感し、寄り添いたいという思いが優先することが多い。
これは、若い頃からそうだけど、私自身、断れない性格だと思っている。 人からなにか相談されたり、あるいは、ちょっと難しいかな、という仕事をいただいても、なんとかしてあげたい、なんとか実現したいと思って、もしかすると相談してきた人以上に真剣に考えてしまい、仕事でれば断らず受けてしまうことがほとんどだ。 その結果、いまではマルチ人間というか、いろいろな仕事や事業を抱える身となってしまい、自分自身オーバーフローしかけることも多々ある。 身内からも「断る勇気も大切だよ」とよく諭される。 でも、やっぱり自分は断れない。 自分が断ったら、その人は困り果ててしまうかもしれないし、あるいは同じ相談を他の人に持ちかけ、結局、他の人に負担がかかることになる。だから、絶対に不可能でなければ、自分でなんとかしたいと思ってしまう。
断れない性格は私の欠点でもあるが、だからこそ、なにでも前向きに関わってきたからこそ、いまの自分があるとも思う。 いただいた、多方面にわたる人との御縁は、まさにその賜物でもある。 断っていたら、つながらなかった。
最近は断れない性格から、断らない性格になってきているのかもしれない。 人生、おそらく半分は生きた。
ここで変える必要はもはやないだろう。 これからも可能な限り、断らない生き方をしていこう。
「うまく利用されているだけだよ」と言う人もいる。 確かにそういうことも少なくないかもしれない。 でも、それで良いと思う。 自分をうまく利用してくれれば良い。 だからと言って、見返りを求めるような年齢でもない。
これからも断らず、御縁を広げていく、そんな生き方を続けたいと思う。
[WALK:1498]
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