道のりはまだまだ遠い…
今シーズンの関東女子ビーチサッカーリーグもクライマックス。 今年はチーム数が減ったこともあり、変則的なレギュレーションにて行われ、今日、鴨川令徳ビーチコートにてノックアウト方式のプレーオフステージを開催した。 暦は9月後半だというのに、30度を超える暑さの中で試合は行われた。
結果から言うと、我々ゾンネは準決勝でレーヴェ横浜フラウに3−7で完敗し、3位決定戦では12−1で勝利しての、昨シーズンと同じ3位だった。 ただ、昨シーズンとの大きな違いは今シーズン、ゾンネ史上初めて競技志向を掲げ、勝負へのこだわりを追求してスタートし、具体的には守備力の向上をテーマに取り組んできた。その結果、強豪チームにも互角に渡り合える展開が多くなり、関東リーグではこれまで最多でも4失点に抑える堅守ぶりを発揮してきた。 昨シーズンまでは強豪チームに、ややもすると、10点差以上をつけられての大敗が多かったが、今年は大崩れすることはなくなった。 これが一つの大きな成長だと思う。
しかし、今日は正直モヤモヤ感の残る試合内容だった。
準決勝のレーヴェ戦。今季、関東リーグ開幕ラウンドで3年ぶりの勝利を収めた相手だけに、必勝を誓って臨んだ試合だったが、第1ピリオド、レーヴェのキックオフシュートがビーチマジックもあって決まってしまい1点を先制されると、浮足立っているところでさらに失点。序盤から2点のリードを許す苦しい展開。しかし、その後、試合を落ち着かせ、逆に第1ピリオドで2点を返して、2−2の同点とする。 ここからは間違いなくゾンネのペースだった。おそらく、ゾンネが勝ち越していれば、そのまま勝ちきったかもしれない展開だった。 だが、第2ピリオド中盤、1つの緩慢なプレーによって相手に勝ち越しを許すと、そこからレーヴェに流れを一気に持っていかれ、立て続けに失点。2−5で第3ピリオドを迎える、苦しい展開。 第3ピリオド、一時は1点差に追いつくも、そこからまた引き離されて、終わってみれば3−7。完敗だった。
我々は3位決定戦にまわり、相手はOMIASHI BEACH SC。 結果的にはゾンネのゴールラッシュで12−1と大勝したものの、自分としては納得のいかない内容だった。 1時間空きという過酷なコンディションでの2試合目だったとは言え、もっと戦えなければならない試合だった。 せっかく昨日のオルカのホームゲームからの流れで、これまでにはない数のお客さんが応援してくれていたはずなのに、正直、恥ずかしいパフォーマンスだった。
決勝では、東京ヴェルディプライアナBSとレーヴェ横浜フラウがどちらも譲らない、ハイレベルな試合を展開し、見ごたえのある試合となった。 この試合を見て、この2チームが今季の決勝で戦うにふさわしい2チームであったことを、悔しながら認めざるを得なかった。 ボールへの寄せ、攻守の切り替え、プレーの強度、そして、戦う気持ち。 どれをとっても我々の遥か上を行っていた。 ゾンネの選手はこの試合をどんな気持ちで見ていたのだろう。 結果2−2の同点。プレーオフのレギュレーションにより、通期で上位であったプライアナが関東初制覇を果たした。
ゾンネは間違いなく、優勝してもおかしくない成長を遂げたシーズンであった。 しかし、最後の最後で、おそらく今季の関東女子ビーチサッカーリーグの中では最悪な試合をしてしまった。 それが結果にも現れた。
我々になにが足りなかったのか。 初タイトルまでの道のりはまだまだ遠いことを痛感させられた。
でも、ここであきらめるわけにはいかない。 6年目を迎えるシーズンであるが、他のチームより歩みは遅いかもしれないが、まだまだ成長していきたいし、近い未来、初タイトルを絶対に手にしたい。 コツコツとこれからも階段を一段一段昇っていきたい。 ゾンネのポテンシャルなら、絶対に成し遂げられると信じている。
表彰式・閉会式、撤収を一通り終えると、メンバー有志にて焼肉で打ち上げ。 いろいろな思いが交錯しながら、心の中で頂点を目指すことを改めて誓う夜となった。
今回のプレーオフラウンド開催には、オルカのホームゲームでもパフォーマンスを見せている地元ダンスチーム「ORCAS」や、出店など、いろいろな型のサポートがあって、盛り上げることができた。 本当にありがたいことだし、ゾンネもいつか、それらのサポートに結果で応えていきたいと思う。
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最後に、激闘を交わしたメンバーで!
今日は10人のメンバーで戦った。
元気、勇気、本気!!
応援してくれたみなさんに一礼
ゾンネのメンバーで
即席カメラマン
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