東京オリンピック、閉幕
今日で東京オリンピックは閉幕する。
今日はなんと言っても、女子バスケットの決勝戦。 日本は強豪国を破り、決勝まで勝ち進み、ついに絶対王者・アメリカと対戦することになった。 まさに監督、チームが目標としていた対決。 日本のバスケット界にとっても歴史を変える一戦。
金星を期待して観戦したが、さすがはアメリカ。 フィジカルで優位なのに加え、精度の高いプレー、強固なディフェンス、さらに今大会抜群の決定力を誇る日本の3ポイントシュートのお株を奪う、決定力の高い3点シュート。 ピリオドを重ねるごとに点差は広がっていった。 しかし、日本も食らいつき、五輪負けなしのアメリカに対して、敗れはしたものの、15点差での善戦だった。
しかしながら、日本の銀メダル獲得は本当に画期的だ。 バスケットボールでは背の低い日本は不利と言われてきたが、それを日本の組織力、技術力、敏捷性でカバーし、ホーバス監督の指導もあり、見事決勝まで勝ち進み、銀メダルを手にした。 本当にすばらしい結果だ!
夕方には全競技が終了し、午後8時より閉会式が始まった。 約2時間にわたる閉会式。 前回1964年東京五輪のマーチングソングでの入場、CGによる光の玉の演出までは良かったのだが……。正直、その後は微妙だった。 なんというか、なにを訴えたいのか、全くテーマが理解できなかった。 直前までゴタゴタして、しかしながら、なんとかまとめあげた開会式からすると、閉会式はちょっとがっかりしてしまった。
唯一、最後のパリ大会の演出は気合が入っていて良かった。 パリと生中継で結んだ演出は活気があふれていたし、次回へのワクワク感を感じさせた。
なにはともあれ、東京オリンピックは閉幕した。 選手たちはこの特殊な状況下で、本当に検討したと思う。 私も何度も興奮と感動をさせていただいた。 現場のスタッフやボランティア、受け入れ自治体の方々も本当にがんばったと思う。 厚く敬意を表したい。 おかげで選手の現場レベルでは、日本に対する高い評価が続出しているようだ。
ただし、国や組織委員会の対応については冷静な検証が必要であると思う。 国や組織委員会の体たらくを、現場の選手とスタッフたちがカバーしたかっこうになったが、それでうやむやにされてはいけない。
8月下旬にはパラリンピックも開幕する。 オリンピックの反省をパラリンピックにはしっかり活かしてほしいし、全てが終わったら、省みられるべきであろう。
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