なでしこジャパン 3連勝無失点の1位突破
開催前は放映するテレビ局が未契約だとか、そもそも開催自体多くの国民は知らないのではないか、と言われていた、サッカー女子W杯であるが、その逆境に選手たちが奮起したのか、グループリーグ初戦のザンビア戦を相手にシュート1本も許さない5−0で完勝すると、第2戦もコスタリカに2−0で手堅く勝利し、早々と決勝トーナメント進出を決め、昨日迎えた最終戦では優勝候補と言われるスペインに、なんと4−0の衝撃的な圧勝。 もしかすると、過去最高のパフォーマンスで、堂々の1位突破を決めた。 そんなこともあり、女子W杯の話題も、徐々に、ではあるが、ニュースに登場してきている。
ベスト16の相手は古豪ノルウェー。 ここ数年、復活の兆しを見せてきており、決して侮れない相手。 ただ、グループステージで見せたパフォーマンスを発揮すれば、日本は勝ち進む可能性が高い。
そして、ベスト8で当たるのが、おそらくアメリカかスウェーデン。 どちらも優勝候補であり、長年世界の女子サッカーを牽引してきた強豪国である。 それに勝てれば、決勝進出、さらに2011年以来の優勝も見えてくるかもしれない。
女子サッカーに関わってきた人間として、力を込めて応援したい。 昨年ミュンヘンで会食し、女子サッカーの未来についてアツく語り合った熊谷選手もチーム一のベテランとなり、彼女にもぜひがんばってほしい。
ただ、他方で思うのは、代表の成績頼みの普及活動はもうやめようってこと。 このW杯で女子代表が躍進すれば、再び女子サッカーは盛り上がるとは思う。 でも、2011年の後の二の轍は踏みたくない。 やはり、地道な普段からの普及活動が一番大切だ。 苦しみ続けているWEリーグ。代表人気で、本質的な問題を見つめなくなってしまうことが危惧される。 なんとも複雑な心境であることも正直なところだ。
いずれにしても、選手たちには世界一を目指して、あと4戦、悔いのないように戦い抜いてほしい。
[WALK:5650]
|
|